歪んだ愛の結末は。

首筋になにか冷たい感触。

そうだ、私...!!!

私は勢いよく起き上がった。


「すみません、起こしてしまいましたか?」
目の前には真っ白い髪の青年。
あの蓮とかいう人にヒナと呼ばれていた人だ。
そして、彼が手に持っているのは私の首輪。

「ずっと着けているのはいい心地じゃないでしょうし、私と二人の時は外しますね。」

あんな扱いを受けたせいかもしれないけど、優しさが身に染みる。

「...ありがとうございます。」