真っ白いワンピースに身を包み、私は蓮の腕をつかんだ。

「れんー。早くしないと全部回りきれないよー。」

蓮はだるそうに私に腕を引かれていた。
なんで、この男はこんなに無気力なの!?

このお屋敷は全部で3楷まであって、横に長い!庭が広い!
とりあえず大きい!

最初に入った部屋は子供部屋みたいだった。
小さな勉強机に本棚もある。
机の中をあさっていると、日記が出てきた。

ミミズが張ったが様な字で《神埼蓮》と書いてある。

ページをめくろうとした瞬間、蓮にノートをとられてしまった。