いつものように星を見るために山にある幼馴染みのいる神社に向かう。

(山のぼるの慣れてきたなあ)

真っ暗な山道を一つの懐中電灯をもって登っていく

あ!鳥居だ!

「やっとついたー!!」

「お疲れ様!」

「あ!空!ねぇねぇ!早く見に行こ!」

「はいはい、焦らないでね〜」

彼が私の幼馴染みの夜神 空
空はこの神社の跡取りで、物心ついた時から一緒にいる

二人とも夜空を見るのが好きでよく見に来てた
でも私は今年高校生になるまで夜遅くの外出は禁止されてたから、見る時はあまり星が見えず、ちゃんと見るのは初めてだった


「うわあ!きれい!」

「そうだね…」

ん?
「空…元気ない??」

「ん?え!元気だよ!めっちゃきれいだね!」

「やっぱりおかしい!悩みでもあるの?」

「…ううん…なんでもない!ほら!流星!」

「え!どこどこ!??」

空が言いたくないことは探らない方がいいかな…
今日は辞めて星を見よう!