何も知らない君

理音は、珠洲音を睨んだ。

それはそれは、敵を睨みつけるような、怖い顔で。

「分かった。」

(何でこんな奴の言う事聞いてなきゃいけないんだろう。)

「珠洲音ちゃん、ご飯だよ。」


食卓に並べられた夕飯を見て、珠洲音は絶叫したくなった。

あまりにも自分の夕飯がそまつ過ぎるのだ。

(ナニコレ?昨日の夕飯か?)

「さぁ!食べて!いただきます。」