何も知らない君

叔母さんは、そう言った。

「はい。」

(ゔえー。)

あの2人の心の中を知っている珠洲音は、なるべく関わりたくなかったのだが。

今は、「はい」と、返事をする事以外は出来なかった。

(はぁ。)

(やっぱり、子は親に似るんだなぁ。)

(2人とも、かなり失礼な奴だなぁ。)

珠洲音は、自分の立場というものを分かっていたので、「一緒にいたくない。」なんて、言わなかった。