あたしはさくらママから 頭を撫でられた。 「良かったわね、ユーリ。」 「…え…」 「あなた、引き取り先が決まったのよ」 さくらママの言葉に あたしは目を見開いた。 「え…」 あたしは 生まれてすぐに 孤児院にきた。 ずっと ずっと さくらママをお母さんみたいに慕ってきた。 ほかのみんなだって 本当のキョウダイのように接してきた。 みんなも りー姉、りー姉って 慕ってくれた…