拓巳と付き合っている事は


すぐに学校中に


知れ渡った


しばらくすると


上履きがなくなっていたり


教科書やノートに


殴り書きで''死ね''とか


''神崎君に近付くな''って


書かれていた


でも・・・拓巳には


言えなかった


いつも 呼び出されて


乱暴されていた


『拓巳君と別れない罰よ』


『調子に乗らないでよね』


どうして私ばかり


こんな目に遭わなきゃいけないの?


毎日 そう思った


家に帰っても 1人が多くて


お母さんは私が


イジメられている事に


気付いてなかった


よく仮病を使って


学校を休んでいた