あれ? 私・・・


どうしたんだっけ?


『拓巳君と別れろよ!』


『不釣り合いなんだよ!』


目の前には 5人の女子が立っていた


これ・・・中学の時の?


怖くて何も言えなかった


『あんたのせいで


拓巳君に振られたのよ!』


『責任取れよ!』


拓巳と別れても・・・


こんな風に責められた


拓巳に助けてもらいたかった


抱き締めて 「もう大丈夫だ」って


言って欲しかった


泣いても 泣いても


涙は止まらない


女子達に乱暴されて


ボロボロの状態だった


ブラウスは破れて


髪も乱れて・・・


それでも 拓巳は


来てくれなかった