re:START〜また、君と、

いつまで 言わないつもりなの?


もしかして・・・気付いてる?


考えないようにしても


出来なかった


私は もう拓巳を好きじゃない


そんなの・・・わかりきってる事なのに


また 好きになったら


傷付くだけ


それだけは 嫌だった


もう あんな思いはしたくない


「美玲さん・・・」


名前を呼ばれて 振り返ると


祐介君が立っていた


「・・・祐介君 昨日は


ごめんね?」


「いえ・・・大丈夫ですか?」


なんか よく心配されるな


「うん」


「何かあったら・・・


言って下さい」


そう言いながら 祐介君は


廊下を歩いた