re:START〜また、君と、

同時に 不安でもあった


このまま・・・私は


拓巳を好きになっていいの?


『拓巳君と別れろよ!』


『あんたのせいで


拓巳君に振られたんだよ!』


ドクン


やだ・・・なんで?


ドン


私は 拓巳を突き放した


「美玲?」


ダメ・・・


自分の手が 小さく震えていた


「やっぱり・・・無理だよ


私は 詩織を裏切れない」


俯きながら そう言った


「私・・・1人で帰るね?


バイバイ」


そう言って 走り去った


ごめんね・・・


だけど どうする事も


出来ないから


本当に辛いのは・・・


拓巳だから