---祐介side---
初めて見たのは 中2の時だった
兄貴がよく女子と一緒に居る
学校では そこそこ有名だった
ある日 サボり場所を
探しに裏庭に来ていた
「拓巳君と別れなさいよ!」
なんて声が聞こえた
今・・・兄貴と別れろって
言ってたよな?
見ると 4人の女子が
1人の女子を囲んでいた
名前・・・確か
美玲って言ったっけ?
放っておけばいい・・・
俺には 関係ない
だけど 頭ではそう思っていても
気付けば身体が勝手に
動いていた
「・・・何やってるんですか?」
女子達は 少し驚いた顔を
しながら俺を見ていた
「聞こえなかったんですか?
何やってるんですか?って
言ったんだけど・・・」
自分が止められなかった
俺は 座って居る
美玲さんに近付いた
「大丈夫ですか?」
「・・・」
彼女は 今にも泣きそうな
顔をしながら俯いていた
「・・・あんた等さ
この事 兄貴に言ってもいい訳?」
「え? 兄貴って・・・?」
女子の1人がそう言った
面倒だけど・・・仕方ないか
俺は 女子達を睨んだ
初めて見たのは 中2の時だった
兄貴がよく女子と一緒に居る
学校では そこそこ有名だった
ある日 サボり場所を
探しに裏庭に来ていた
「拓巳君と別れなさいよ!」
なんて声が聞こえた
今・・・兄貴と別れろって
言ってたよな?
見ると 4人の女子が
1人の女子を囲んでいた
名前・・・確か
美玲って言ったっけ?
放っておけばいい・・・
俺には 関係ない
だけど 頭ではそう思っていても
気付けば身体が勝手に
動いていた
「・・・何やってるんですか?」
女子達は 少し驚いた顔を
しながら俺を見ていた
「聞こえなかったんですか?
何やってるんですか?って
言ったんだけど・・・」
自分が止められなかった
俺は 座って居る
美玲さんに近付いた
「大丈夫ですか?」
「・・・」
彼女は 今にも泣きそうな
顔をしながら俯いていた
「・・・あんた等さ
この事 兄貴に言ってもいい訳?」
「え? 兄貴って・・・?」
女子の1人がそう言った
面倒だけど・・・仕方ないか
俺は 女子達を睨んだ


