・・・昼休み


私は パンを買いに


購買に向かっていた


「美玲さん」


名前を呼ばれて 振り返ると


祐介君が立っていた


「・・・祐介君」


「あの・・・さっきは


すみませんでした


美玲さんの友達の事


なんか悪く言って」


そう言いながら 祐介君は


頭を下げていた


「・・・気にしてないから」


祐介君は 頭を上げる


「美玲さん もしかして


気にしてるんですか?


あの時の事・・・」


ドクン


『拓巳君と別れろよ!』


『あんたと拓巳君は


不釣り合いなんだから・・・』


身体が少しだけ


震えていたのがわかった