re:START〜また、君と、

今更 どうする事も出来ない


詩織には 申し訳ない事をしたって


思っている


「・・・ごめん 内緒にしてて」


「やめてよ 謝って欲しい訳じゃないから」


ガラ


「詩織?」


病室のドアが開くと 美玲が


立っていた


「・・・美玲 大丈夫?


事故に遭ったって聞いて」


「うん しばらく入院になるみたい・・・」


そう言いながら 美玲は俺の方を見た


「・・・あ じゃあ俺は帰るから」


これ以上 ここに居るのは


いけない気がした


「あの・・・ごめんなさい


私 わからなくて」


「・・・別にいいよ こっちこそ


いきなりごめんな?」


そう言いながら 俺はその場を後にした