re:START〜また、君と、

だけど・・・自分で自分を


止められなかった


「勝手な事ばかり


言わないでよ!


私の気持ち・・・知らないくせに」


「・・・美玲?」


私は そのまま教室を出た


バカみたい・・・


これじゃあ 完全に


詩織に八つ当たりじゃん


人気のない階段のおどり場に着いて


階段に座る


私・・・何やってんだろう?


あんな事 言いたかった訳じゃ


ないのに・・・


「美玲さん?」


名前を呼ばれて 顔を上げると


祐介君が立っていた


「・・・祐介君」


「どうしたんですか?


何か・・・あったんですか?」


そう言いながら 祐介君は


心配そうな顔をしていた