re:START〜また、君と、

・・・土曜日


早めに家を出た


待ち合わせは 駅前の時計


時間は 10時


少しだけ 楽しみだった


まだ9時半・・・


しばらくすると 駅前に着く


あ・・・居た


時計の前に 美玲が立っていた


「美玲?」


「・・・拓巳 早いね?」


「待たせたくないから


早めに来たんだ・・・」


「・・・そっか」


そう言いながら 美玲は


少しだけ笑っていた


なんか あまり元気ない?


「・・・行くか?」


「あ・・・うん」


ぎゅ


俺は美玲の手を握って


駅の方に向かった


「久々・・・だよね?


こうやって 出かけるの」


そう言えば・・・そうだな