re:START〜また、君と、

何回こうやって 抱き締められた?


結局 私は拓巳と祐介君に


甘えている・・・


「美玲 大丈夫だから・・・」


「え?」


「何があっても・・・


絶対に離れたりしない


約束する」


ドキン


抱き締められながら


耳元でそう囁いた


「・・・うん」


気付いたら 私はそう言っていた


ぎゅ


私は拓巳の背中に腕を


回していた


「・・・一緒に居て?」


「え?」



「一緒に・・・居たいの


お願い」


こんな事 普段は言わないのに


でも 拓巳のそばを


離れたくなかった


「わかった・・・一緒に居る


だから 安心していいから」


そう言いながら 拓巳は


私の頭を優しく撫でた