re:START〜また、君と、

美玲の事を わかっているのは


俺だって思ってたのに・・・


「やっぱり・・・兄貴は


ずりーよ


昔から 俺にないもの


持っててさ・・・ムカつくわ」


そう言いながら 兄貴を軽く睨む


別に どうって事ない


俺は ただ・・・美玲を守りたい


それだけだから


「てかさ 兄貴の彼女は


詩織って人だろ?


それ 忘れるなよ?」


俺は リビングを出て


自分の部屋に向かう


昔から・・・比べられてきた


負けたくなかった


昔は そんな兄貴が自慢だった


頭が良くて なんでも出来る


だけど 美玲の事があって


いつの間にか 兄貴を


恨むようになっていた・・・