re:START〜また、君と、

今日だって 本当は


学校に行きたくなかった


詩織に・・・会うのが


辛いから


少し俯きながら 廊下を


歩いていた


「美玲ー!」


ドクン


前から詩織がやっで来たのが


わかった


「・・・詩織」


「聞いて・・・拓巳から


別れ話されちゃった」


知ってる・・・


「そう・・・なんだ?」


「理由聞いても 何も


言わないの・・・


私 拓巳と別れたくないよ


どうすればいい?」


「・・・なんで私に聞くの?」


自分でも こんな言い方したい訳じゃ


ないのに・・・


友達が彼氏に振られて


落ち込んでいるんだから


なぐさめなきゃいけない・・・


「美玲? どうしたの?」


「・・・どうすればいいって


私が知る訳ないでしょ?


それなのに なんで私に聞くの?」


ダメだ・・・イライラする