re:START〜また、君と、

しばらくすると


少し落ち着いて来た


「・・・もう 大丈夫」


そう言いながら 祐介君を押す


どうかしてる・・・


何やってるの? 私


「自分を責める必要ないよ」


「え?」


祐介君は 私の頬に触れた


「俺は・・・何があっても


美玲の味方だよ


だから・・・俺の前では


無理しないで」


「・・・」


わかってる・・・けど


拓巳の事を 忘れたいのに


心のどこかで 想っている自分が居る


「・・・祐介君 お願いがあるの」


こんな事言うなんて


変に思うかもしれない・・・


だけど 他に思い付かなかった


「・・・拓巳の事 忘れたいの」


「え?」


ドキン ドキン・・・


「祐介君の事・・・ちゃんと


好きになりたい」


自分でも こんな事を


言うなんて・・・


正直 ビックリした