re:START〜また、君と、

---拓巳side---


美玲は 少しだけ震えていた


「大丈夫だからな?」


「・・・」


ぎゅ


俺は 震えている美玲を


抱き締めた


大丈夫・・・もう1人にはしない


しばらくすると 美玲は


気を失っていた


「・・・ごめんな?」


守ってやれなくて・・・


悲しい思いをさせて・・・


たくさん傷付けて・・・


本当に ごめんな?


このままじゃ・・・ダメなのは


わかってる


だけど もう美玲が泣くのは


見たくない


「・・・やっぱり いつまでも


このままって訳には


いかないんだよ」


そう言いながら 美玲を


抱き抱えた