re:START〜また、君と、

だけど 私は祐介の気持ちを


利用して 傷付けるかも


しれない・・・


「・・・大丈夫?」


祐介君は 心配そうな顔を


しながら聞いて来た


「うん・・・ちょっと


色々考えてたの


祐介君の私を好きだって


気持ちを・・・利用するかもって


傷付けるかも・・・って」


ぎゅ


祐介君は 私の手を握った


「そんな事・・・俺は


気にしない


それに わかってて美玲と


付き合うんだから」


ドキン


祐介君の気持ちは・・・


痛いぐらいわかってる


「それに・・・俺は


美玲が傷付くなら 代わりに


傷付いてもいいって思ってるから


だから・・・利用してもいいから」


「・・・ごめんなさい」


私は 祐介君の好きだって


気持ちを・・・利用する