re:START〜また、君と、

中学校の近くにある


小さい公園だった


拓巳と別れてからは


ずっと来てなかったっけ?


「ここは・・・?」


「・・・中学の時 よく来てたの


懐かしいな」


そう言って ブランコに座る


「中学の近くに こんな公園が


あったなんて・・・


知らなかったな」


祐介君は 隣のブランコに座った


なんで・・・ここに来ちゃったんだろう?


拓巳との唯一の思い出の場所・・・


「・・・祐介君は 運命って


あると思う?」


「え?」


何言ってるんだろう? 私・・・


「ごめん・・・変な事聞いて


忘れて?」


ブランコから立ち上がって


公園を出ようとした