re:START〜また、君と、

「いいですよ 俺の奢りです」


私は クレープを受け取って


ひと口頬張った


あ・・・本当に美味しい


「・・・美味しい」


「よかった」


ドキン


祐介君は 笑いながら言っていた


なんで・・・私


ドキドキしてるの?


「・・・ゲーセン行きませんか?」


「え?」


ぎゅ


祐介君が突然私の手を


握りながら そう言った


「嫌ですか? あ 美玲さんは


どこか行きたい所あります?」


行きたい所・・・


ふと ある場所が浮かんで来た


「・・・どこでもいいの?」


「はい どこかありますか?」


そこは 中学の時に


拓巳と行った場所・・・