re:START〜また、君と、

私は 祐介君と学校をサボった


平日の午前中に出歩くなんて


ちょっと変な感じがした


街の方を歩いていた


「なんか・・・この時間


授業受けてるのに


ちょっと変な感じ」


「そうですね・・・


あ 美玲さん甘いの好きですか?」


「うん・・・大丈夫だけど」


「ちょっと待ってて下さい」


そう言うと 祐介君は


近くにあるクレープ屋さんに向かった


しばらくすると 祐介君の手には


クレープがあった


「どうぞ 前にあそこのクレープ


美味しいってクラスの女子が


言ってたんです」


祐介君は そう言いながら


クレープを差し出した


「・・・ありがとう


いくらだった?」


私は 鞄から財布を出そうとした