re:START〜また、君と、

「・・・1つ聞いてもいいですか?」


「え?」


祐介君を見ると


真剣な顔をしていた


ドキン


「俺は・・・中学の時から


ずっと美玲さんが好きです


それは今も変わりません


美玲さんは・・・俺の事好きですか?」


「え?」


まさか祐介君がそんな質問を


してくるなんて


思いもしなかった・・・


「・・・すみません


別に美玲さんを困らせたいとか


そんなんじゃないんです」


「祐介君・・・」


祐介君の気持ちは 痛いほど


わかってる


「ただ・・・俺 昔から


兄貴に嫉妬してたんです


親も 兄貴ばかり可愛がってて


悔しくて」


ぎゅ


祐介君が私の手を握った


「・・・正直言うと


一目惚れだったんです」


「・・・」


思わず俯いてしまった