re:START〜また、君と、

やっぱり 自分の気持ちに


ウソはつけない・・・


こんな風に まだ拓巳を


好きだって想っている


どうする事も・・・出来ない


「・・・そろそろ帰るか


家まで送る」


ぎゅ


そう言って 拓巳は


私の手を握って歩いた


手からドキドキが 伝わりそうな


気がした


本当なのかな?


詩織と別れるって・・・


もし 別れてその原因が


私だって知ったら


詩織は 私を責めるかな?


色々・・・言ってくるよね?


「拓巳・・・やっぱり


ダメだよ」


「え?」


「・・・詩織と別れるなんて


しないで」


握っていた手を 軽く放した