re:START〜また、君と、

私も 拓巳と同じだった


別れても 私に対する


イジメは止まらなかった


『あんたのせいで


拓巳君に振られたんだけど!?』


『責任取れよ!』


そう・・・言われた


拓巳に振られたのは


私のせいだって言われて


振られた責任取れって言われた


どうして・・・私が


毎日 そう思っていた


「・・・ごめんなさい 私」


「謝らなくていい・・・


詩織には 近い内に


別れ話をするつもりなんだ


俺が好きなのは・・・


他の誰でもない 美玲だけだから」


ドキン


さっきまでの不安な気持ちが


少しだけ・・・消えたような


そんな気がした