「それそれ、僧帽筋ってやつ」
「ほほー、なるほどねー」
って、近い!!
私が手に持ってる本を、
古谷さんが私の肩越しに覗き込んでいる。
古谷さんの髪が私の首らへんに…
「それで、ここがー」
今度は古谷さんの手が私の肩から二の腕の方に下りてくる。
「三角筋ね」
「う、うん…」
「それからー」
ま、まだ続くんですか!
距離が近すぎてドキドキが止まらない。
「鎖骨の上にあるのが、胸鎖乳突筋」
「…っ!」
古谷さんの手がニットの襟元から入り込み、私の鎖骨をすーっと撫でる。
鳥肌がゾワゾワっとたった。
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