「莉奈?なんか顔赤くない?」
「え、や!なんでもないよ!」
そう?と首を傾げる古谷さん。
キュン死しそうです。
「大丈夫ならいいけど、じゃあどうぞ」
つ、ついに、
古谷さんのプライベートゾーンであるお家に莉奈ちゃんは入ります…
「お、おじゃましまーす…」
うわぁー、生活感。
莉奈!じろじろしちゃダメよ!
とは分かっていても…
好きな人の生活がどんな感じなのかとか
やっぱ気になっちゃう。
「莉奈、こっち」
「あ!うん!!」
奥の部屋から、古谷さんが顔を覗かせて手招きしている。
か、可愛いなぁ…。
本人にこんな事言ったらまた怒るんだろうけど、可愛いんだからしょうがない!
「2階にはママさんがいるから、ちょっと寒いけどここで」
「全然平気だよ!」
子供部屋のようなちょっと小さめの部屋。
チラッと見ると作業療法士のための本が山積みになっている。
「これ…」
「あぁ、教科書とか参考書とかいろいろ置いてあるんだよね」
これでも、一応片付けたんだぞ?
古谷さんはそういって、
少し恥ずかしそうに笑った。
「ふふ、わざわざありがと!」
「デキる男だから」
「あーはいはい」
相変わらずの減らず口を華麗に流し、
本をパラパラと眺める。
