好きになる理由

「ま、まって!」


私が引き止めると、砂山くんは



「なに」



とだけいって少しこっちを向いた。



「あの、守ってくれてありがとう」



私は頭をぺこりとさげた。


「手、怪我してない?もし怪我…」


「人の心配してる場合じゃない」


そう吐き捨ててまた前を向いた。


「ね、ねえ!サッカー、してたの?」


なんであんなにもサッカーがうまいのか


どうしても知りたくなった。


「東京でしてた。」


その一言に何かすごい重みがあって


どう反応したらいいのかわからなかった