「瑠理ちゃーん、授業終わったよぉ」


ゆず子が私の背中を揺すってくる。


「もうっ、瑠理ちゃんたら豪快に寝すぎなんだからぁ。起きてよーぉ」


ほげっ?


顔を上げるとゆず子が『食堂に行こう』と誘って来た。


あれ、もうお昼?


このところ私は少し疲れ気味で.....授業で寝てしまうことが多く.....。





「瑠理ちゃん、最近寝てばっか」



『うん?』あくびをしながら答える。



「もうすぐ試験もあるのに平気ぃ?」


「うーん、やばいよね特に数学....」


「ゆず子のノートコピーしといたげるねっ」


「マジで。ありがとーっゆず子大好きっ」


やっぱり持つべきものは親友で。