匠「俺は…俺の家は元々極道で。資金とかで色々あって傘下に落ちたんです。
その傘下に落ちたのは、城島組の傘下だったんです。」

ガシャン!!

海「え、あ…」

持っていたコップを綺麗に床に落としてしまった。

落ちていったコップと、割れたグラスは私の心を表してるようにも思えた…。

匠「こんな事…話すべきじゃないって分かってます。でも、俺の過去はきちんと海さんに聞いて貰わないといけないと思ったんです…。

あの事件の真相。城島喜んでベラベラ酒の席で話してたんです。親父がその行為に許せなくて、俺たち組は傘下を抜けました。
でも、考えが甘かった。城島は、俺達を許さなかった…。」