* 恋愛ジャンキー *





「見てた…。」



「ごめん…なさい…。」



「萌、ごめんじゃわかんないよ。
ちゃんと話して…?」



萌の瞳から静かに涙がこぼれ落ちた。



「萌ね、ずっと寂しかったの…。
夾君勉強ばっかりで、それでも萌との時間を作ってくれたりしてた。
でもバイト始めてから全然萌のことなんか構ってくれなくて…。
それで…どうしようもなく寂しくなっちゃって…。
ごめんなさいっ…。」



それだけ言うと萌はその場に泣き崩れた。



俺が萌のためにと思ってしていたことが
ずっと萌に寂しい思いをさせてしまって苦しめてたんだ…。




「萌…。
もういいよ。俺が悪かった。」


「ちがっ…。夾君は何も悪くないよ…。
萌が…萌が全部悪いのっ…。」



俺は萌を力いっぱい抱きしめた。



「萌は悪くないから。自分責めるのはやめて…。
もう寂しい思いさせないから…。
ほんとにごめんな…。」


「きょ…夾君…。」




萌はごめんねごめんね、と俺の腕の中で泣きながら何度も謝ってきた。
そんな萌を俺は黙ってずっと抱きしめていた。