なのに。 それなのに。 男をバイ菌扱いしたりして 男になんて触れられないくらい男嫌いなはずのくーちゃんが なんでこんなどこの馬の骨かもわからないような男に抱きついてるわけ? 誰だよこの男。 くーちゃんってば何ハル君だなんて親しく呼んじゃってるわけ? 俺には目の前で何が起きてるのかさっぱりだ。 2人の話を聞く限り前からの知り合いっぽいけど…。 「くーちゃん…?」 俺は少し控えめにくーちゃんに声をかけた。