「あたしが夾のこと女の子って勘違いしてたから。」 「そういうことかー。もう触らないんで俺とも仲良くしてください。」 泣き真似しながら安藤がそう言ってきたので冷たく考えておく。と一言返した。 そんなやり取りをしているうちにホームルームを知らせるチャイムがなったのでみんな自分の席へついた。 入学早々驚くこともあり、なんだか濃い1年になりそうだなぁ…。 と教師の話を虚ろに聞きながらぼんやり1人考えていた。