しもやけを引っ掻いたヒマリを

ユキくんは暖めてくれた。

「ヒマリが凍えちゃわないようにしなきゃな」



新しいクラスの誰にも話しかけてもらえなかった

ヒマリに、はじめましての自己紹介をしてくれた。

「一緒に新しいクラスで頑張ろうな。」



幸せ。

でもユキくんに隠してることがあって。

認めるのにだいぶ時間かかったけど

いろいろ本読んで

やっぱりそれでも変わらなかった。

驚かれて呆れられちゃうから絶対言わないけど。

ありがとう、ユキくんが好きだよ。