「霧崎 葉月くん」
『ありがとうございます
うちの雫月も面倒見ていただいてるようで』
「ハッハッハ!
いやいや、雫月君はかなり優秀だよ」
『そうですか
それで、今回の仕事内容は』
「あぁ、そうそう
今回の依頼は笹城 壱馬(ささき かずま)と言う男の護衛リーダーになって貰いたいんだよ」
『笹城 壱馬って薬の売人ですよ?
そんなやつをわざわざ警視庁が護衛するのですか?』
「まぁ、本当の理由はその男をここまで連れてきてほしいんだ」
『‍?』
「その男は3日後、薬を売りに日本に帰ってくる
その時に、ここに連れてきてほしいんだ」
『ではなぜ私を‍?』
「その男、裏の人間に追われて海外に行ったんだ
それで、そいつ等に殺されでもしたら薬の根本を掴めない
だから、君にお願いしたんだ」
『分かりました
では3日後、その男を迎えに空港に行けばいいんですね』
「あぁ、頼む」
『分かりました』