すると公園の方からこの子のお母さんらしき女の人が走ってきた。






「すみません!この子がご迷惑をかけました…!この子、何かしましたか?」





優と目があって、私はなんとなく優の言いたいことがわかった気がする。






ううんと私が首をふると、優は「いいえ、なにも」と笑顔でいった。






「そうですか…本当にすみません…!ほら、日向も謝って!!」






すると日向ちゃんは優の腕からすり抜けて、「ごめんなさい」と頭を下げた。





そのあと、親子は公園の方へと歩いていった。






「ねぇ、優?」






「ん?」






「公園にいかない?」







「あぁ、いこ」