今、君に伝えたい

でもそれを隠すように笑顔を頑張って作る。





壁にもたれかかる。





「ちょっと部屋で休んだら?」






「うん」






一瞬部屋に戻ろうとしたけれど、なんとなく冷たい空気にあたりたくなった。







「やっぱいいや、ちょっと散歩してくる。……冷たい空気にあたりたいし」







「そう……気をつけてね?ちゃんと上着着てくのよ?」






「うん」







玄関のロッカーから紺色のダッフルコートを出してきて、制服の上に羽織った。