ずっと、自分は一人だと思ってきた。
親も友人も恋人もいない。
孤独な人間だと思ってた。
『美香。 幸成、ちゃんと謝ってきたよ』
でも、違った。
美香がいて、十和もいる。
幸成までも、藤原から私を守ってくれた。
一人じゃ、ない……
『さぁ、じっくり聞かせてもらおっかなぁ』
今日の帰りは自分の家でなく、美香のマンションへ。
ベッドの中で頬杖をついた美香は、私の話に興味津々だ。
『十和さんと上手くいったんでしょ~?』
美香には、全てバレてしまう。
私の気持ちも、昨日の出来事も。
『おめでとう、アユ』
全て……とは、言わないけど、美香に昨日の出来事を話すと、満面の笑みで祝福をくれた。
美香、美香。
大好きだよ、美香。
美香がいたから、あんな店でも逃げ出さずに働いてこれた。
美香がいなかったら……
そう思うだけで恐い。
『これで、BabyDollをやめれたら全て解決するね』
美香はそう言うけど、それに対して美香は、どう思ってる?
私は、美香がいないBabyDollは嫌だよ。
美香も、そうなんじゃない?
私がいなくなったら、辛いんじゃない?
辞める時は、一緒に辞めたいよね?
『美香も一緒にやめようよ。 私、美香を放っておけないの』
すぐに、とは言わない。
いつか辞めるチャンスが巡ってきたら、二人一緒に……

