気を取りなおして、
次、いくよ。
「はい、メリークリスマス、ヤヨちゃん」
あたしからは、深緑のマフラーだよ。
もうこれ見つけた瞬間
ヤヨちゃんなら絶対
おしゃれにつけてくれるって思ったの。
「ありがとう」
って、包みを開けた瞬間に、
マフラーめがけて
襲い掛かって来る可愛いモグちゃん。
「やめろ、モグ」
可愛いお洋服を着たモグちゃんの
手の届かないところに
ポンと置かれたマフラー。
多分、ヤヨはまだ全貌を見てない。
いや、見たところで、
ただの緑のマフラーなんだけど。
立ち上がって、巻いてみるとか。
良いと思うよ、そういうことしてみても。
慶太くんには去年、
散々迷ってネックレスをあげた。
渡してそっこう
その時つけてたネックレスを
鞄に放り込んで
あたしがあげたやつを、付けてくれたっけ。
ココアの上澄みをまたちょっと飲んで、
マフラーの隣にマグカップを置いた。
「比べるのはよくないね」
「ん?」
ヤヨはモグちゃんとたわむれてる。
のんき。
あたしはね、
その服を着ているモグちゃんが
あんまり見たくない。
着せようと言ったのは、あたしだけどね。
乙女心は、ときに矛盾するんだね。
「ヤヨがプレゼントに欲しがってたのって、そういえばモグちゃんの服だったよね」
「そうだっけ?」
「うん。さすが麻里奈ちゃんだね」
オムライスも、積み重ねも。
大喜びしてたモグちゃんの服も。
学習机に置きざりのマフラーも
手首に絡まってるコレも。
「……」
”さすが麻里奈ちゃん”という言葉に
何返してみようもなくなってるヤヨも。
あたし、多分いま、
ヤヨのことが嫌だ。
次、いくよ。
「はい、メリークリスマス、ヤヨちゃん」
あたしからは、深緑のマフラーだよ。
もうこれ見つけた瞬間
ヤヨちゃんなら絶対
おしゃれにつけてくれるって思ったの。
「ありがとう」
って、包みを開けた瞬間に、
マフラーめがけて
襲い掛かって来る可愛いモグちゃん。
「やめろ、モグ」
可愛いお洋服を着たモグちゃんの
手の届かないところに
ポンと置かれたマフラー。
多分、ヤヨはまだ全貌を見てない。
いや、見たところで、
ただの緑のマフラーなんだけど。
立ち上がって、巻いてみるとか。
良いと思うよ、そういうことしてみても。
慶太くんには去年、
散々迷ってネックレスをあげた。
渡してそっこう
その時つけてたネックレスを
鞄に放り込んで
あたしがあげたやつを、付けてくれたっけ。
ココアの上澄みをまたちょっと飲んで、
マフラーの隣にマグカップを置いた。
「比べるのはよくないね」
「ん?」
ヤヨはモグちゃんとたわむれてる。
のんき。
あたしはね、
その服を着ているモグちゃんが
あんまり見たくない。
着せようと言ったのは、あたしだけどね。
乙女心は、ときに矛盾するんだね。
「ヤヨがプレゼントに欲しがってたのって、そういえばモグちゃんの服だったよね」
「そうだっけ?」
「うん。さすが麻里奈ちゃんだね」
オムライスも、積み重ねも。
大喜びしてたモグちゃんの服も。
学習机に置きざりのマフラーも
手首に絡まってるコレも。
「……」
”さすが麻里奈ちゃん”という言葉に
何返してみようもなくなってるヤヨも。
あたし、多分いま、
ヤヨのことが嫌だ。



