【完】もっとちょうだい。

ばしーんと後ろから頭に衝撃が走る。

あ、これ、鈍器で殴られた。


「いった……死、ぬ……」

「まじでそういう話すんな!」


振り向くとヤヨがいた。
丸めた教科書で殴られたみたい。


「ほんとお前ら最悪……」


ヤヨはあたしたちが食べてたポッキー
勝手に食べながら
呆れたようにこっちをみてる。



「弥生、どんまい……っ」


藍ちゃんの含み笑いに、
ヤヨまた、「はぁ」って
大きなためいき。



「弥生、今度お姉さんと寝てみる?」


リコがそういうこと言うから
ヤヨは何にも言えなくなってる。
まごまご。


そういう可愛いの、
リコ好みだからアウト、ヤヨ。


「ヤヨは駄目。もう絶対一生あたしだけだから」


リコに怒って見せると


「……させないくせに」


ってヤヨが真顔でつぶやく。


「……あはは」


藍ちゃん、笑いすぎ。
まだ笑ってる。