【完】もっとちょうだい。

「……まぁさぼれないなら仕方ないよな。てか一年間ちゃんと行ってたとか、尊敬する」

「うちの学科はそれが普通なんだけど」

「ん。わかった。駅まで送るわ」

何、その
本気で寂しそうな横顔。

「ヤヨちゃん?」

「ん?」

「本当に、寂しがってることない?」

「いや……まぁ」

否定しない。

か、可愛い。

「……ヤヨだいすき」

笑いながら飛びついたら、

「やめろ」

ってよけられて、そのまま手つながれた。

「いいの?学校なのに」

あたし、にやけ、とまんなくなるよ?

「別にいい。そんなに人いないから」

……いいんだ。


駅まで送ってもらって、
電車からもヤヨ見つけて、
ヤヨもこっち見てた。


小さく手を振ったら
はいはい、みたいに片手あげて。


もう、ヤヨ大好き。

……お花見行くのかな。

ちょっと心配だけど……。


あ……そういえば、
忘れてた。

女関係なんかあったのかハルキくんに
しっかり聞くの忘れてた!