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(ここは何処?)

私が目を覚ますと、そこは病院ではなくて、何処かのホテルのようだった。

(私・・・確か・・・車に)


私は、ハッと自分の身体を見る。

何処も痛くないし、傷も無いようだ。

衣服も乱れていない。

ダークブラウンで統一された空間を、間接照明が照らしている。

近くのソファには、私の鞄があった。


「ここは一体何処なの?」


私は、動けることを確認するとカーテンが閉まる窓へと近づいた。

私は、カーテンを開ける。

「え・・・」

私は、驚きで思わず言葉を失った。

窓の外は、一面の光で溢れている。

眼下に東京の夜景が広がっていたのだ。

遠くには、スカイツリーも見えるし、方向を少し変えれば、東京タワーも見える。

こんなに凄い夜景は、今までに見たことが無かった。