虫がよすぎるよ。


でも。


でも…出来ることならば。


俊と仲直りしたい。


ベットから降り、窓へ向かう。


窓を開けると外の冷えた空気が部屋の中へ入る。


すっかり暗くなった空を見ると、少し安心する。


「怜、ごめん…」


怜は私に色々としてくれたのに。


私は怜のことより俊のことばかり考えて。



こんなに俊のことを考えるくらい俊のことが好きなんだ。


そう改めて感じる。