「そういえば怜ってどの係?」


「あ〜、私は飾りつけ係。
って言っても、まだ飾りつけには早すぎるから色々と作ったりするだけみたいだけど」


ふむふむ。

確かに、料理や裁縫が苦手の怜にはちょうどいい係だ。


「愛は…料理係…だったっけ?」


「うん。
まぁ、正確に言えば料理係と裁縫係なんだけどね」


料理は日頃よくしているから、人並み程度には得意だと思う。

裁縫も得意。

だから、どっちも頑張ってくれって頼まれてしまった。

まぁ、みんなの役にたてるなら頑張りたいし!


「へぇ〜、相変わらずすごいね
愛って本当に完璧人間って感じ」


「なにそれ」

思わず笑ってしまう。

完璧人間なわけがないのに。


そんなふうに話していると、「料理係の人集まって〜」と言う声が聞こえた。