乙姫様の恋煩い

驚きすぎて、逃げようとしていた足が止まり。


やがて亀はおれの前で足を(ヒレ)?を止めた。



「536年ぶりに全力疾走したら疲れました…。」



なんて言って荒い息を整えている亀を前にして。



おれは完全に戸惑っていた。



いやいやいや。



ツッコミどころありすぎでしょ。




「…。」



どう対応していいかわからなくてただただ立ち尽くす。



やがて、呼吸が整ったらしい亀が、興奮気味に口を開いた。