姫は自由に生きている


新side


今日恋ちゃんを倉庫に行かせず、家に帰した(帰してない)のは最近恋ちゃんの情報を聞きつけ狙っている輩が増えたのをどう対策するかの話し合いの為。


恋ちゃんを家まで送るナイトに任命されたのは俺!


恋ちゃんと二人きりのチャンスなんて、もう一生ない気がする。


いや、まじで。


だって常に恋ちゃんの両サイドにはシスコン剣と独占力の塊の右京が居るんだよ?


よく本当に俺にしたよねって話。


あの二人は総長と副総長だから席外せないのもある。


だったら恵にしろって?無理無理。


あいつ、あぁ見えてスピード狂だからね。


恋ちゃん振り落とされちゃう。


バイク大好きな俺でさえ、恵の後ろに乗ると酔うんだから。


てなわけで回って来たのが俺。


チャンスだと思って恋ちゃんとデートしてたのに……


右京にまっすぐ送って来いって命令破ったバチでも当たったのかな?


あいつに…アヤに再会するだなんて本当についてない。


恋ちゃんにあんな情けない姿見せて、本当に男として情けない。


「俺の話、聞いてくれる?」


そう言った俺の手を、そっと握ってくれた恋ちゃん。


俺は口を開いた。