姫は自由に生きている


「じゃあこれよろしく」


「りょーかーい」


今日のデート代は全て新持ちらしい。


デート代は男が払って当たり前というのが新のポリシーらしい。


だから私は遠慮なく自分の欲しい物を買い物する。


「試着しなくて大丈夫なの?」


「大丈夫。試着する時間があるなら次の店に行きたいから」


「即決型なのね恋ちゃん。新しい恋ちゃん頂きました〜」


さっさと会計しろよ、とはさすがに払ってもらう立場なので口を噤んでおいた。


さすがに失礼じゃん?いくら下半身緩男相手だとしても。


「恋ちゃんお待たせ〜。次どこ行く〜?」


「そこのお店」


「りょ〜かい」


らるぽに入って5軒目のお店。


新の手にはデカイショッパーが4袋。


普通に買い物してるけど、こいつ高校生のくせにどっからその金出てくるのか不思議だ。


結局、その後も二軒お店を回って買い物した。


「そこのカフェで休憩しよ新」


「はいよーん」


新は私がどんなに買っても文句一つ言わないで買ってくれる。


優しいのか金を持て余してるのかなんなのか。


これでもし彼女一筋とかだったらめっちゃ良い男なのに勿体無い。