姫は自由に生きている


ガラガラガラ


ついに開けられてしまった倉庫の扉。


右京を先頭に中に入って行く。


私は剣と腕を組んでる(組まされたとも言う)為剣と一緒に入った。


後ろを恵が着いてくる。


「こんにちわ!」
「ちーっす!」
「お疲れ様です!」
「おかえりなさい!」


各自それぞれの挨拶を右京達に向ける下っ端の面子。


相変わらず頭カラフルだなぁ


「ん。」


「よぉお前ら!」


「ただいま戻りました」


「……どうも」



恵の後に最後に私も一応挨拶をする。


「あ!琳さんの彼女さん!ちわっす!」
「本当だ!こんちわ!」
「今日は琳さんと一緒じゃないんすね!」
「てか高校生だったんすね!てっきり社会人かと…」



「………………」


どうやらまだ琳の彼女と言う誤解は面子には解かれてなかったらしい。


「静かに。彼女の名前は杉咲恋さん。」


「えぇぇぇぇ!?琳さんのお嫁さんだったんすか!?!?」
「琳さんのやるぅ」
「羨ましいぃぃぃい」
「ちくしょぉぉぉぉ!」


「聞けよ最後まで」


どっかの下半身緩男と同じ反応じゃねぇか。


思わずツッコンじゃったよ。